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活動レポート

2015年6月

2015年6月24日
いわき市の方々と振り返りの会を行いました。

(お知らせ)
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6月15日に行った、福島第一原発のいわき市民の方々の視察の振り返りを、いわき市菩提院様のご協力を得て行いました。

視察で感じた思いを率直に話していただきました。

見えない放射線に対する恐怖感、良くはなっているが安全と言えない
廃炉がなされないと安心感を得ることは出来ない。
現場の苦労を共有できた思いがする。
約7000人いる作業員の方々の約45%は福島県民だということから、自分達で解決していく課題だと思った。
等々

自身の生活にとって、福島第一原発がどのような立場にあるか
それにどう判断すべきか

悪戯にイメージで恐れていたことが、恐れなくても良い部分、そして恐れる部分が
参加者の方々が皆さん感じていただけたことが確認できました。

2015年6月24日
NHK福島放送局「はまなかあいづ」で取組みが放送

(お知らせ)
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6月15日に行われた、福島第一原発のいわき市民の方々の視察の模様が放送されました。

代表の吉川も取組みの意義についてコメントをさせて頂いております。

AFWの取組みを通して、現在の福島第一原発の状況がより多くの方に伝わればと思います。

また、現場で働く方々の努力やご苦労が何より伝わってほしいと思います。

2015年6月23日
大学生の方に「原発作業員の方々の現状」をお伝え。

(学習支援)

福島県双葉郡広野町で頑張っている大学生の方々と意見交換及び「原発作業員の方々」を卒論で書くにあたってのレクチャーをしてきました。
知らなかったが沢山ありすぎて、整理がつきませんとのこと

恐らくネットで得た情報と違い過ぎて混乱されているのかと思いました。
伝えたいのは、廃炉に関わる作業員の方々が凄いということ。
原発=忌避 に巻き込まれ、軽んじられることが多いけど、技術的にも意義的にも大変高く重要な場所です。

廃炉が進まないと復興もないし、復興が進まないと働く人達が将来設計できない
復興と廃炉が繋がっていることの理由を説明するには、地域文化や働く方々がどういった人達なのか、丁寧に説明しないとなりません。

福島第一原発について卒論を書かれる方は多くいらっしゃいます。
AFWはそういった学生の皆様のサポートをさせて頂いています。

2015年6月20日
いわき明星大学を訪問させて頂きました。

(学習支援)
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いわき明星大学の中尾剛先生へご訪問
6月15日に福島第一原発にお連れし、事前の学集会にも参加いただきました。

福島第一原発の現状を授業でお話しされるとのこと。
写真を見ながら、視察を振り返りを行わせていただきました。

感じたこと、見たことのありのままを学生の方々に伝えて下さいとお願いしました

ありのままを話す
ネットや週刊誌、テレビ等では得られない、現場の温度を感じたからこそ出来る事だと思います。

中尾先生の言葉から学生の皆さんが、沢山の気づきを持って頂けたらと思います

2015年6月15日
いわき市の方々と福島第一原発を視察しました。

(学習支援)

いわき市の方々の事前学習会では、汚染水に対するご意見が多数でました。
それはいわき市の主要産業に漁業があることが要因です。
現在の状況は地上にタンク保管する。という点がどこまでのレベルで行われているのか高い関心を示されていました。

また、いわき市には双葉郡から原発事故により避難されている方々が今も約3万人いらっしゃいます。
双葉郡がどういった状況にあるかを、隣人として学びたいというご意見も多数頂いております。
視察前風景 (11).JPG
福島第一原発に視察に入る前に、楢葉町のあるJヴィレッジにて、東京電力の社員の方より現在の状況と過去(事故時)どうだったかの説明を受けます。
ビデオにて、その移り変りについても教えていただきました

大熊町除染風景 (2).JPG富岡町除染風景富岡町除染風景 (3).JPG富岡町除染風景富岡町除染風景 (5).JPG富岡町除染風景
福島第一原発までの道のりは、避難区域を通ります。
通りがけでは、避難区域の除染の状況を伺うことができました。
同じ町でも除染の進み方は違います。中央の状態で借り置き場としての最終の姿になります。

入帯域管理施設、視察者用VIPルーム1.JPG防護装備.JPG入退域管理施設脇1.JPG
福島第一原発構内に着くと、入退域管理施設で視察に必要な防護対策を身に着けます。
バス車内からの視察であれば、マスク、綿手袋、足カバーだけ視察出来る環境になっています。
この時に線量計と管理区域(放射線を浴びる区域)に入る為のIDカードが配布され、防護管理を行うガードマンのチェックを受けて現場に入ります。
右の写真は、既に現場に入っている様子です。ここまで入り口付近の環境はよくなっています。

ここで視察用バスに乗り換え、作業現場に入ります。多各種除去装置、汚染水タンクエリア、地下水パイパスエリア前、4号機原子炉建屋前、凍土壁前、5,6号機前、港湾前、免震重要棟をバス車内から視察しました。
視察詳細についてこちらで別にまとめてあります

現在の福島第一原発は整然とした現場に変りつつあります。
まるで工場設備に見に行ったような感覚に陥ります。

参加者の方々も、怖いという見た目ではなくなったが、返って見えない感じない放射線の怖さを感じたと仰っていました。

また整然する中、沿岸部では津波の爪あとを残す状況があります。
廃炉作業の中で重点的でないため、被災しひしゃげたタンクが今もあります。
津波の怖さを思いだし、それが原子力を襲った恐怖も感じたと仰っていました。

参加された方々が現場感をそれぞれに感じ持ち帰っていただきました。

視察後線量 4マイクロ未満 0ではありません。.JPG
視察1時間ほどで浴びた線量は4マイクロシーベルト未満です。5マイクロ以上は繰り上がって0.01ミリ(10マイクロ)シーベルトと表示されます。
参加者21名全員が4マイクロシーベルト未満でした。

2015年6月11

双葉郡楢葉町でオリーブ栽培のお手伝いを始めます。
(地場産業支援)

楢葉町でオリーブ農園を始める打ち合わせに行ってきます。
原発事故の避難区域内で復興への取組をお手伝いします。
双葉郡の復興は、オール双葉郡でやらないと始まらないと思っています。
外の力も必要だけど、大切なのは地場の人間がやること。
地場の人間はもれなく、原発事故の被害者であり、かつ避難生活中
容易ではありません。
ですが、ここを乗り越えないと、双葉郡を知らない方々の取組で復興が進みます。
後あとに、これは復興ではないと地場の人間が言っても後の祭り
各町の町役場の方が奮闘しています。そして町の商工会も。
町民も頑張らないと。
皆で力を合わせて、どうしても進まない時に外部の力をお借りする。
イノベーションだぁ!!とやっていくことと
温故知新でやっていくこと

地元のおっちゃん達と思いを一緒に進めていくには、後者の考えが重要
放射能汚染と向き合いつつ、解決策を見つけていく
そこが自分がお役に立てるところだと思います。

若い子達に農業は否定されます。きっとそれは経済的に成り立たない地味を否定されるのだろうけど、もともと双葉郡の農業はそれだけで生計していません。
大切なのは生き甲斐

2015年6月7

TOKYO FMに出演します
(お知らせ)
TOKYO FM 『LOVE&PEACE』の収録に12日、東京に行くことになりました。
こちらで、6月1日、2日に行った福島第一原発視察の模様と、双葉郡川内村、南相馬市、いわき市で行っている「住民の方と対話型、福島第一原発の学習会」についてお話しします。
放送日時は決まり次第ご連絡いたします。
ラジオを通じて、今の第一原発についてお伝えいたします。

2015年6月2

福島第一原発を南相馬市の皆さんと視察しました
(学習支援)
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福島県南相馬市は、双葉郡の北側に隣接する都市です。
南相馬市の南部、小高区は現在も避難指示区域に設定されています。
除染が進み、市の中心部より以北は震災前を知らない方からすれば、日常が戻ったかのように受け取られるような状況です。

ですが、国道6号線より東部は今も津波の被害が甚大だったことが伺えます。

昨年、福島第一原発の3号機カバー取り外しの際、放射性物質が舞い上がったことと、その後南相馬市のお米から基準を超える汚染が見つかったことなどがあり(カバー取り外しと汚染との因果は不明)、1号機カバー取り外しと、情報公開のあり方には大変関心が強い地域の方々がいらっしゃいます。

第一原発をしっかり知りたい、そしてそれを生活に活かしていくと意識がとても強い方々と共に視察を行いました。

4月、5月と事前の勉強会を行いましたが、資料で伝えられる情報は現物を見ないと感じられないといったご意見をいただきました。

また労働環境への意識も高く、震災前から原発で働く方がいる地域ゆえに厳しく現場を観察されていました

そして未だに避難区域がありそこで暮らしを目指している方は、汚染水は貯める状況にしかないこと、本丸の核燃料の取り出しまで、ガレキの撤去や内部状況の確認にも課題があること、廃炉全体は何十年もかかることなどに不安を抱かれていました。

廃炉現場への感謝と敬意もってくださいましたが、やるべきことをしっかりとやってほしいという、暮らしの視点からのご意見もありました。

視察の模様は詳しく別ページでまとめました。
こちらをクリックしご確認ください。

2015年6月1

福島第一原発を川内村の皆さんと視察しました
(学習支援)
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福島県双葉郡川内村は、双葉郡でも海に面せず、阿武隈高地を越えた場所にあります。
福島第一原発からは20km圏を越え、現避難区域の富岡町に隣接する村です。

除染が進み、日常の生活を取り戻しつつあるものの、第一原発からの距離で風評も根強く、原発事故からの復興と第一原発と共生とが大きな課題として残っている地域になります。

第一原発をしっかり知りたい、そしてそれを生活に活かしていくと意識がとても強い方々と共に視察を行いました。

4月、5月と事前の勉強会を行いましたが、現実とイメージがまったく違う第一原発に驚かれていました。
特に現場の改善状況については、その目で見るまでは信じられなかったことです。

また、逆に改善が進んだとはいえ、汚染水は貯める状況にしかないこと、本丸の核燃料の取り出しまで、ガレキの撤去や内部状況の確認にも課題があること、廃炉全体は何十年もかかることなど
沢山の問題も実感していただきました。

視察の模様は詳しく別ページでまとめました。
こちらをクリックしご確認ください。