Web用ロゴマーク(横 三行) (1).gif

活動レポート

2014年3月

2014年3月20日

写真家 小原一真さんに取材して頂きました。

今日は写真家の小原一真さんから取材の依頼を頂きました。

小原さんは、いち早く震災後福島第一原発に実際に入った写真家の方です。
被災地の現状、原発作業員の現状、原発事故避難者の現状等を写真と動画を通じて発信されています。

私と小原さんの出会いは取材する者、される者でした。
今は同じ方向性を持ち活動する仲間です。

私は世の中で福島を題材にして活動している人達を懐疑的に見ています。
数少ない、地に足をつけて真剣かつ、被災地の目線で活動されている方です。
非常に信用しております。

是非お近くの方は彼のイベントに参加してみてください。
今までもっていた福島へのイメージが変わるはずです。
私もビデオレターで参加します。

詳しくは小原一真さんのHPへ
小原さんのHPはこちらです。LinkIcon

2014年3月19日

JR東労組にて講演会を実施しました。

今日は東日本旅客鉄道労働組合(通称JR東労組)の本部にて講演会を行いました。

こちらは新宿駅サザンテラス口から正面にJR新宿ビルがあります。
そちらの13階大会議室で講演させて頂きました。

今回頂いたお時間は正味1時間ほどでしたので、普段フィルターのかかった原発作業員とはどういった方々なのか、どういった悩みによって辞めていくのか、それを防ぐために私達が出来ることは何かをお話しさせて頂きました。

労働者の守るを切り口にお話しせて頂いた次第です。

一般の方々へお話しするのとは、また違った空気感の中講演を行いました。

通常私の講演会は短くても3時間ほど行います。
消化不良は否めないものですが、労働者を守ることは会社にとってどれだけ重要な事か

そして福島原発で言えば、作業員を守ることは私達の安全にも直結する事は伝えられたと思います。

今日のお客様は、労働問題のプロ達です。
質問コーナーでは有難いことに大変勉強になったと頂きました。

1時間ほどで要点を押さえ、確実に伝える話術も養っていきたいと思います。

2014年3月15日

ストーリー3.11 あれから3年 のイベントに参加しました。

ストーリー1.jpgストr-理2.jpgsト3.jpgs-p3140118.jpgs-p3140120.jpgs-p3140117.jpgs-p3140136.jpg

「ストーリー3.11 あれから3年」を執筆された先生方と一般の方の交流イベントに参加してきました。

私は「さちみりほ」先生としか実は発売までお会いしていません。
その他の先生方がどういったお気持ちで取材、作画されたのかに大変興味があり、限定50名様のイベントでしたが無理を言って入れて頂きました。

それぞれの先生方が現地で体験した内容は、厳しい現実の中で希望を持って生きている方々の想いそのものでした。

8ページという限られたページ数では表現できない、もっと描きたい内容が沢山あったというのが皆さん語られていた事です。

そして何より「被災地と暗いイメージで決して捉えず、現地に足を運んでもらいたい」と皆さん仰っていました。

さちみ先生は取材人とお客様を目の前にして、東京電力社員という題材を扱った事に厳しい質問も飛ぶ中、私がお伝えした社員の懸命な思いを代弁してくださいました。
本当に感謝しております。

イベントの最後に各先生方から一言頂く際に、さちみ先生より「この場に吉川さんが来ています、彼から一言」と突然振られました。

こっそり見て帰るはずが、計らずも喋ることになりました。
私は3月11日が終わってもどうか忘れないでください。そしてよろしければ、被災地を応援してくださいとだけお願いいたしました。

イベント終了後、打ち上げにお誘い頂きましたが丁重にお断りいたしました。
各先生方は漫画を趣味とする私にとっては聖域のように感じたこと。
そして拾って頂いたとはいえ、私も一般のファンの方と同様ですから越権になると思った次第です。

イベントの中に「ライブペインティング」で「東北の美味しいもの」が題材になったのは東北人として嬉しかったです。
とても前向きなイベントでした。

最初の写真が発起人であられる「ひうらさとる」先生
2枚目が私の話を書いてくれた「さちみりほ」先生

全員が絵を挙げている写真でお名前が隠れているのが「新條まゆ」先生

ご参加された先生方(敬称略)
松田奈緒子
さちみりほ
ひうらさとる
新條まゆ
葉月京
うめ(作画瀬尾朝子、原作小沢高弘)
ななじ眺
おおや和美

2014年3月15日

ひろのオリーブむらの会合に出席しました。

会合写真.jpg
広野町公民館をお借りして、「ひろのオリーブ村」の打ち合わせに参加させて頂きました。

来週の22日の総会に向けて、どういった事をアジェンダにするかの事前検討会です。

オリーブ村は、今までは完全なボランティア団体でした。
オリーブを認知してもらう為に育成し、そして公共の土地に植える活動をしてきました。
4月からは産業として根付かせる為に活動をシフトします。

やる事は変わりませんが、本格的な産業作りにシフトするといった感じです。

私達AFWは「ひろのオリーブ村」さんが自立できるお手伝いをしていきます。
住民主体型産業応援とでもいいましょうか
私達外部がお金を集め急激に進めていく事は恐らく可能です。
ですが、現地の人達の心のスピードに合わせることが難しくなります。

与えられてやるのと、あえて困難でも自分達で作りあげていくのは
持続性が全然違ってきます。

彼らのモチベーションを持続させるには、より多くの方に「ひろのオリーブ村」を知ってもらう必要があります。
HUFFPOST では数年に渡り取材を続けて貰えるよう、交渉中です。

私の知り合いの新聞記者の方も取り上げてくれるようになりました。

私は広野町の方々が作ろうとしている「希望」を現実に照らし合わせて「可能な希望」に変えて行きたいと思っています。

2014年3月14日

福島の声に「AFW」の記事を書いて頂きました。

皆さん「ふくしまの声」をご存知でしょうか?
福島県内から寄稿された記事を紹介しているサイトです。

皆さんが福島県の方々がどういった思いで生活されているか知ることは難しいと思います。

このサイトは正に福島県に住む方々の生の声です。

今回、林智裕さんがAFWを記事にしてくださいました。
(上)(下)と続きます。

この記事だけではなく、様々なご職業の方々が思いを寄稿なさっています。

記事詳細はこちらになります。 クリックすると記事に飛びますLinkIcon
続きはこちらです。LinkIcon

2014年3月13日

ハフィントンポストに「ひろのオリーブ村」の記事を書いて頂きました。

こちらはAFWもご一緒させて頂いている双葉郡広野町の「ひろのオリーブ村」の記事です。

広野町で思いを持ち、自ら立ち上がった方々がいます。

AFWは「ひろのオリーブ村」を支援させて頂いています。

記事詳細はこちらになります。 クリックすると記事に飛びますLinkIcon

2014年3月13日

ハフィントンポストで記事を書いて頂きました。

私がAFWを原発作業員支援に留まらず、なぜ被災地復興を軸に掲げているかを纏めてくれています。

皆さんご一読をお願いいたします。
記事詳細はこちらになります。 クリックすると記事に飛びますLinkIcon

2014年3月10日

3月11日カナダ、ヴィクトリア大学シンポジウムにメッセージにて参加します。

3月11日にカナダ、ビィクトリア大学にて福島県に関するシンポジウムが開かれます。

遠いカナダの地で、真剣に福島県で起きている事を問題にされます。
その場で現在協議中ですが、私も参加若しくはメッセージを発信する場を頂くことになります。

この繋がりは私がお世話になっている学生団体AAO代表、森さんより頂いたものです。

福島原発で起きている問題に対して、労働者問題を切り口に説明させて頂きます。

とかく福島原発問題は設備や起きている内容に囚われがちです。

今月号「ニュートン」災厄福島原発1000日ドキュメントでは、詳しく現在までの福島原発で起きている事が分かりやすいイラストを元に描かれています。
ですが労働者の抱える問題は出てきません。

なぜここまで、働く人に目線がいかないのか謎で仕方ありません。

大変有難い機会を頂きました。
ありがとうございます。

2014年3月7日

ブラジルの全国ネットのテレビ局RECORD TVの方から取材依頼を受けました。

いつもはTV局の取材は基本お断りしていますが、今回ある思いがあってお受けする事になりましt。

ブラジルは日本と密接な関係があります。

ブラジル本国には150万人の日系人がいるだけではなく、日本には日系ブラジル人が20万人います。
福島原発で作業員として働くことに関心のある人も少なくなくありません。

以前ブラジルでは新聞で原発作業員の募集がかかった経緯があります。
それは大使館の介入により未然に終わりました。

現時点で福島第一原発で働く作業員の多くは建設系の方々です。
オリンピックを控え、建設業界全体で人材不足が騒がれています。
そのあおりも含めて福島原発でも同様に人材不足が起きています。

人材不足がなぜ起きているかは、原発作業の劣悪な環境のせいである事は周知の事実ですが、それ以外にも働く方々の地位が確立されず、長時間通勤や点賃金問題、住居問題などが起きているからです。

日本企業の作業員ですら守られていない環境の中、外国人労働者が守られる補償はどこにもありません。
外国人差別も相まって、より低い扱いになることは目に見えています。

私が今回の取材を契機に考えた事を列記します。

1.言葉の壁がある外国人労働者が勤務した場合、今以上にヒューマンエラーが起きる可能性がある。
2.外国人に対しアレルギーが強い日本、そして福島原発周辺はその日本でも田舎の部類、差別が生まれ余計な偏見が生まれるのでは
3.警戒区域周辺の町村では、帰還した町民よりも原発作業員、除染員の方が多い状態、そこに外国人労働者も加わった場合、本来町民が生活をしていこうと思える町になるのか
4.外国人労働者の場合、本国の法律により放射能安全が守られることになる。そして予想するに高放射能作業をさせられるのではないか。放射能による健康不安どころか、放射能により健康を害す可能性があるのでは。現行制度では彼らの健康補償を日本が負うことがない

将来外国人労働者の方の力を借りることがあるかもしれない。
ですが、今の段階では受け入れ体制すら確立していません。
当然東京電力だけでは対応不可です。

最低でも、日本政府、ブラジル政府、東京電力間での協定がしっかり決まり、労働者が守られる制度が決まらないことには外国人労働者を受け入れてはいけません。

取材依頼は、ブラジルでは福島原発で働きたいという方が多数いるそうです。
それについてどう思いますか?といった内容です。

どうして働きたいのか、それを伺うとお金と使命感でした。

原発作業は激務な上に低給与です。
使命感をお持ちでも、それを評価する社会すら構築されていません。
もっと言うと外国人故に、酷い扱いを受けることになります。

作業員不足問題は日本国内の問題ではすみそうにありません。
労働者問題から切り口を探せば、世界的人権問題にすら発展するものです。

取材依頼を持ちかけた方と長時間お話し、今後もこの問題についてはブラジル本国でも扱うことになりました。

これは本当によいチャンスを頂いたと思っております。
日本とブラジルの友好関係や国益レベルの話だと思います。

あちらでは大使館とも繋がりをお持ちのようです。
強く抗議して欲しいと思っております。

2014年3月6日

「ストーリー311 あれから3年」がKADOKAWA書店さんより届きました。
ストーリー3.11.jpg

実際の販売日は3月11日です。

震災から3年目を今だから話せる内容になっています。
女性漫画家の皆さんが実際に被災地を訪れ、取材しそれを元に書かれたショートストーリー集です。

私が取材を頂いた「さちみりほ」先生が巻頭になっております。

巻頭になった経緯は事故当時の東京電力社員にスポットを当てた内容だからだと思います。

私は今でも原発事故を防げなかった当事者側の人間として贖罪の想いを抱えております。
そして被害に合われた方々には、謝ってすむ問題ではなく死ぬまでこの業は背負う事で向きあっていきます。

あの時頑張ったのだから誉めてくれとは言いません。
今回勇気を出して取材に応じたのは、少しでも現地で命をかけた人間の想いを知って頂きたかったからです。

3月11日、お近くの書店でお見かけになりましたら、お手に取って頂けましたら幸いです。

2014年3月5日

ひろのオリーブ村さんが毎日新聞に掲載されました。

写真オリーブ新聞.jpg
2月25日、毎日新聞で「ひろのオリーブ村」の活動が掲載されました。

こちらは私に懇意にしてくれている記者さんが、AFWの活動を通して「ひろのオリーブ村」を知り、是非取材したいと言ってくれました。
取材の手引きをさせて頂きました。

私達の名前は一言も敢えて出てきません。
主役はオリーブ村さんだからです。

AFWは「ひろのオリーブ村」さんの活動を通して現地復興にも取り組んでいます。
メディアを繋ぐのも私達の仕事です。

こういった協力の仕方がもっとあっても良いと思います。
自分の活動ばかり取り上げてもらう事にやっきになっても、それは大変つまらない事です。

現在、AFWの方で「ハフィントンポスト」の記者さんを広野町の連れていき、オリーブを記事にしてもらうよう動いています。

AFWは原発作業員問題が得意分野ですが、目指しているのは浜通りの復興です。

目的のゴールはどこにありますか?
復興を目指す時、皆アプローチの仕方が違っても仲間ではないでしょうか

写真に写っているのは会長の佐藤さんです。
町の方に新聞に載って凄いねと言われたと、はにかんでいました。
困難な環境の中、自らが立ち上がり、町の為、人の為に希望を作ることは
誰がなんと言おうと「凄い!カッコいい!」なんです。

これからも支援を続けさせて頂きます。

二ツ沼総合公園のオリーブの写真です。
これが希望へと繋がっていくと確信しています。
広野町の方が始めた活動です。これをボランティアから産業までに繋げるお手伝いをします。

被災地の復興とそれに欠かせない福島原発の本当の収束、この2つを軸に本当に困っている人達に対して、効果的に活動するにはそれを議論しています。