Web用ロゴマーク(横 三行) (1).gif

活動レポート

2014年9月

2014年9月30

東京駅にて、公益社団法人福島原発行動隊の「高橋様」と「枚田様」にお会いしてきました。

前回、早稲田大学で開かれたシンポジウムにて、僭越ながらAFWのブログ内一文を発表させていただいた事により、お繋がりを頂きました。
とても嬉しいことに今後のAFWの活動に対して、ご協力をいただけることになりました。
私達の団体の影響力は微々たるものです。現地への改善には遠く及びません。
そして福島県浜通り地方の問題はまったなしで継続中です。
公益社団法人である「ちから」は私達と比べるものではないほど大きいものです。
今後は現地で起きている課題について、協議し解決に向けてお力をお借りすることで概ね決まりました。
被災地では一つ大きな問題が起きています。それは慈善活動的な活動をしている団体が当初の目的から外れ「活動のための活動」に落ちている点です。
一つの要因に資金的問題と、当初掲げた目的が震災から3年半経ち改善されていることも挙げられます。
しかし依然改善に向かわない問題などもあります。
それぞれの団体は、被災地救済という点においては同じ方向を向いているはずです。
それでは個々の団体で連携を持つことが必要ではないでしょうか?
誰の為に作られたものであるかを問えば、連携することに問題はありません。
本来の目的を見失い、自己の名声や収入に重きを置くようであれば、無理に続ける必要はないと思っています。
今回、お二人とお話をさせて頂き、共通する活動であり何より、活動の目的を遂げるための連携であることから、お力添えを頂くことになりました。
とても前向きな案件でほっとしております。

2014年9月30

東京浜松町駅にて、「国際マンガ協会理事長」歌代様とお会いしてきました。

子供達をマンガ・アニメで笑顔にしたい
とても単純なことを実際に行うには、様々な障害が立ちはだかります。
電話やメール、そして実際にお会いすることで少しずつその障害をクリアしてきました。
近いうちに、福島県で事業を立ち上げることになります。
私も協力させていただくことになりました。
行政も絡んだ案件で、詳細を本確定まで明かせないのがとても歯がゆいのですが、
決まり次第告知させていただきます。
AFWとして原発作業員支援だけでなく、復興を進めることに大きな力をお借りできることになりました。

2014年9月29

10月5日東京都狛江市にて

「原発事故の健康被害とは:放射能にとらわれない視野を」
と題しまして、福島県相馬市「相馬中央病院」に勤務される「越智 小枝(おち さえ)さんの講演会が開催されます。

10月5日(日曜日)14:00~(13:30開場)
東京都狛江市岩戸北4-10-7-2F 島田歯科の2階にて

講演の後、質疑応答の時間、そして交流会も開かれます。
相馬市は原発事故により避難指示中の双葉郡から北に1時間ほどの距離の中規模都市です。
この講演は「現地は放射能により健康被害はない」とか「放射能を起因とする体調不良は必ず起こりえり危険性を啓発するとか」どちらか一方に偏った議論をするものではありません。
「原発事故の影響の情報が錯綜し、何を信じてよいか分からない。もっと身近にお話を聞きたい」そういった方々に思いを寄せて、お話をされる場です。
主催者の方々も場が紛糾しないよう配慮されております。
医療関係者、り被災地で毎日暮らし働く方として、現在のありのままの状況を知っていただくことを目的とされています。
医療関係者の方が表にでて、一般の方が消化しきれない疑問に真摯に向き合ってくださいます。
とても勇気があり、真摯な取り組みです。
とても貴重な機会です。
特にお子さんをお持ちで不安を抱える方々、是非お話を聞かれてはいかがでしょう。
下記リンクより要予約です。

https://www.facebook.com/events/1544743139079844/

2014年9月27日、28日

グランフェスふくしまに参加しました。

出店名「HanaSyoco」にて出店しました。
自分達も福島県の催しを少しでも盛り上げられたらと思い参加しました。

手芸品については妻と友人の奥さん作
陶芸品については親類とその友人作家「福原W&T」さんの作
ポスター、イラストについては東北支援をなさっている「茶畑和也」さんの作
書の作品については書道家「谷正風」さんの作

販売時に公表していませんでしたが、今回の売り上げについては広野町「オリーブ村」への寄付をお願いしていました。

結果、10800円の寄付を集めることが出来ました。

P9270903.JPG

2014年9月25日

公益社団法人 福島原発行動隊さまが9月27日(土曜日)シンポジウムを早稲田大学で開かれます。

公益社団法人 福島原発行動隊さまが9月27日(土曜日)シンポジウムを早稲田大学で開かれます。
AFWとしてメッセージを読み上げていただけることになりました。
メッセージの要約は、「今ある福島第一原発の危機状況を社会みんなで支えあいませんか」というものです。
今回のシンポジウムの特色として、「東京電力 廃炉推進カンパニー・プレジデントの増田尚宏さん」と原発作業員を派遣なさっている「東北エンタープライズ会長の名嘉幸照さん」が参加なされることです。
建設的な議論の場を作られるそうです。
現地で取り組む方々の生の声を聞くことが出来る場です。
一つ注意点は責任問題を追及する場では決してないということ
福島第一原発をよくしていくを念頭においた対話の場です。
お時間がおありの方はどうぞ参加なさってはいかがでしょうか

リンク先はこちらです。
http://svcf.jp/

2014年9月22

福島県南相馬市を中心とするドキュメンタリー映画「Threshold: Whispers of Fukushima」を作られている
椎木透子さんの関連した情報です。

こちらのドキュメンタリーでは私も参加させて頂いております。



大変仲良くさせていただいています、椎木透子さんとクリスさんが「サード・コースト・キングス」さんのPVを作成されました。
9月25日(木曜)渋谷クワトロで来日公演ライブが催されます。
お近くの方は是非どうぞ。

Finally Released! Third Coast Kings New Music Video! Check this out!! Staring all the beautiful people! Directed/Edited by Toko Shiiki Santos Cinematographers Chris Asadian & Toko Shiiki Imagery! Lighting staff 5 Star Productions 日本の友人各位さまさま!私が監督・編集したミュージックビデオがリリースされました!サード・コースト・キングス、来週の木曜日(9月25日)渋谷クワトロで来日公演ライブをやります!是非是非! (このビデオも映画 Threshold: Whispers of Fukushimaのスタッフ、クリスと私で撮りました!)

2014年9月13

吉田昌朗さん(元福島第一原子力発電所所長)の聴取記録「吉田調書」の報道について

朝日新聞社長が誤りを認め謝罪されました。
この一件について命令を無視して逃げた逃げないの議論で終わることや、朝日新聞叩きで終わることに問題を感じています。
当時の状況下において、多くの人間が死ぬ可能性がありかつその時点で手を打つ方法がない状況にて、一時的に安全な場所まで離れたことについて
解釈の相違です。
体制を整える場所が福島第二原発にしかなかった。そこは10km離れていた。
50歩100歩のような話。
ただ吉田所長の指示が正しく伝わらなかったことは問題であり事実です。
理解していただきたいのは、「逃げた=投げ出した」わけではないということ。
職務放棄をした分けではないのは、福島第二原発に退避し翌日には福島第一原発の向かったことからも明らかです。
今後に向けて大切なことは
今も働く方々が当時命を捨ててでも困難に立ち向かったことへの評価をきちんと成すことです。
これが成されなければ、戦犯のような扱いがいつまでも続き、彼らの環境改善には向かわず、それが福島第一原発の復旧への問題へと続きます。
また、そこまでのシビアアクシデントに達した場合の退避場所を作ることや連絡体制を確立することへの整備をすることではないでしょうか?
今も東電社員の方々も作業員の方々も辞めていきます。
辞めていく理由の一つには、社会からの事実と違う批判があります。
発電所の仕事は大変複雑な分業制です。
ある一人が辞めて変わりがいるような職場ではありません。
今後も続く廃炉への道で貴重な人材です。

2014年9月12

国道6号線の通行が9月15日に解除される見込みです。

こちらが解除されますとどなたでも通行が出来ます。
賛否両論はありますが、福島ごとをSNSで語る方々(浜通り地方に行ったことがない方々)は通られてはいかがでしょうか?
双葉、大熊町を通り、目視で煙突と一般の方がいう「福島第一排気筒」が見える距離を走ることが出来ます。
道すがらすれ違う復興に取り組む方々の車両の多さに驚くと思いますし
原発事故被災地とひとくくりにされることが間違いであることが、個々の町の状況を実際に見ることで分かります。
現在も避難生活を送る方々の思いを感じられます。

2014年9月5日

「週間金曜日」の記者の方から取材を頂きました。

その模様は今月下旬発売の号で掲載される予定です。

AFWの活動は「福島原発で働く方々を支援する」活動だけではありません。
特色が強く、新聞などではこちらばかりが取り上げられる為、よく勘違いされます。
私たちの活動は福島県双葉郡の復興を進めるための活動を行っています。
地域経済状況の改善を「原発作業員」の生活から分かりやすく啓発しています。

また今後、福島原発の負の遺産を一方的に負担することがないよう、地域の子供達に自由選択の道幅を広げる活動にも協力しています。

私達の持論ですが、福島原発事故は象徴であり時間を急激に進めたものと捉えています。

はじめに原発事故をむやみに肯定するものではありません。
原発事故がなかったと仮定します。

双葉郡の将来はどうだったでしょう。巨大資本による町の発展はあるものの、地方農村部が抱える、高齢化、少子化、若者の流出は続いていました。
数十年後、原発が廃炉になった先には「限界集落」への道にいたっていたかもしれません。
私も双葉郡に住んでいた住民として、町への愛着はあれども「町の将来」に対して何か特別な取り組みをしていたわけではありません。
当時の現状に不満も抱かず、漫然とした生活を送っていました。
双葉郡の復興が進まぬ要因の一つに、町を活性化するアイディアや「住みたくなる町」への要素の取り組みが欠けていたことがあげられます。
私も含め双葉郡で復興への道に取り組む者にとって一番の課題が、その町をもう一度愛せるような、特別なものが見つからないことです。
誤解ありませんように、自然豊かで人も温かく住みやすい町ですが
それだけではいざこの状況で町を興すには難しいという意味です。
そして経済的に貧しく、暮らしていけなかったから原発を受け入れた背景がある地域であることを知ったうえでの発言です。

そこで私達が目指すべくキーワードは「次世代にたくせる「ふるさと」を作る」になりました。

これは次世代が精神的に豊かにくらせる「元」を作ることです。
これが文化なのか、物なのか、産業なのか
その土地で暮らしてきた方々が違和感なく受け入れられるものを一緒に探し、作り上げなければなりません。
言葉を変えれば、絆になるものともいえます。
福島第一原発事故単体だけを取り上げることは「危うい」と感じています。
それにより、普段感じることの出来なかった、地方農村部が抱える社会問題が全て浮き彫りになっています。
ですから、福島原発事故の被害に合われた地域の問題解決には、様々な目線で問題を捉え、一つずつ丁寧に解決していかないといけないと思います。
それを出来る範囲ながら地場で行っているのがAFWです。

日本で起きている社会問題の縮図が双葉郡にあります。
縮図だからこそ、日本全体どこでも起こりえることです。
今回の取材は今までのありがちな「元東電社員が作業員支援をやっている。これはネタになる」といった取材ではなく、どうすれば双葉郡を良く出来るかのお話を聞いていただきました。